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2017.01.03 (Tue)

ベートーヴェン 交響曲第7番 ガーディナー&オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク

ガーディナー_ベト7

ベートーヴェン
交響曲第7番イ長調op.92

指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
    オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク

録音:1992.12 ロンドン、オールハローズ・ゴスペル・オーク
レーベル:ARCHIV

録音は教会でのもので豊かな残響が残り休止部分など長く響きますが、マイクはオケに
近く位置していて各パートがクリアに再現されます。オケのボリューム感や低弦の厚み
も十分で安定感があります。弦楽以外はやや控えめな感じもしますが、ティンパニが
突出するような事もなくバランスはとれています。

第1楽章 13:09
 古楽器による演奏スタイルですがオケの音は十分な厚みと艶が感じられ、さほど古楽器
 特有の雰囲気は希薄に思います。テンポは中庸、ありがちな極端なリズムの強調や鋭角
 的な表現はされておらず心地良い快活さと運動性を示しています。
 勢いに任せるようなところは無くコントロールが効いていて、細部のアクセント付けや
 強弱の変化なども演出風を伴わず自然なもの。リピートも実施しています。

第2楽章 7:45
 テンポはやや速め、冒頭の低弦での主題後に奏でられるヴィオラ、チェロのフレーズは
 古楽器らしい透明感のあるほの暗い表情は端正に美しく響きます。ノンヴィブラートの
 ストレートで芯の強い音が適度な緊張感をもたらしています。
 また中間部の表現もすっきりと表現していますが、この楽章のほのかな悲しさと強さが
 感じられます。

第3楽章 8:30
 テンポは速め。機動力のあるキビキビとした前傾的な表現は勢いがあります。
 緩徐部もさほどテンポを落とさずにさらりとしたタッチで軽いものですが、金管の強奏部
 はストレートに豪快に鳴らしています。常に音楽は滞留すること無く響いてゆきます。

第4楽章 9:07
 冒頭の2回のリズムアクセントはやや間をとって鳴らされていて教会に印象的に響き
 ます。テンポは中庸でカッチリとしたリズムに乗って進行、特別に誇張するような箇所は
 ありませんが端正な表現の中に十分なリズムの躍動感と勢いは感じられます。
 終盤にかけても高揚も重層的な響きと広がりがクリアに表現されていて、汗がほとばしる
 熱狂を感じさせるものではありませんが引き締まった強い高揚感を示して終えます。
 リピートも実施しています。

時代考証を行い使用楽器も凝っているようでここでは意外に古楽器色をさほど感じさせ
ないものですが、楽譜を率直に展開していてこの曲の本来の姿を見る様な感じがします。
必要な躍動感とロマン的な色合いも適度に加わり格調の高い響きが再現されていると
思います。

感銘度: A 
( A+, A,  A-, B+, B )
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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