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2016.12.28 (Wed)

ラフマニノフ 交響的舞曲 大植英次&ミネソタ交響楽団

大植_シンフォニックダンス
ラフマニノフのCDジャケットは暗い雰囲気が多いけど
このジャケットは爽やか。

ラフマニノフ 
交響的舞曲op.45

指揮:大植英次
    ミネソタ交響楽団

録音:2001.5.31-6.1 ミネアポリス、オーケストラホール
レーベル:REFERENCE RECORDINGS

録音はオケとやや距離がありますが、豊かなホールの残響や空気感も良く再現されて
いて質感の高いものです。良く響くホールで聴くような雰囲気のあるもので良い音が
します。

第1楽章 11:56
 テンポは中庸で安定感のある進行です。主題が繰り返される際に念押し的なアクセント
 が打ち込まれるのが個性的。緩徐部はひなびた音色のオーボエで開始、サックスソロは
 強めのヴィブラートが効いていてムード的な傾向ですが、ゆったり優しく歌い上げます。
 続く弦楽セクションもテンポを大きく揺らして切ない表情を強調して聴かせます。
 後半も慌てること無く余裕のある表情でしなやかなものです。

第2楽章 11:56
 冒頭の金管のファンファーレ句は幾分ソフトなもの、また弦楽のピチカートはかなり
 たっぷりと豊か鳴らし、ヴァイオリンソロも太く良く響きます。
 コールアングレ以降はやや遅めのテンポで丹念につないでゆきます。ここでもゆったり
 とロマンティックな傾向が強いものですが、余裕のある伸びやかな歌は心地良く、
 陰鬱さよりは優雅なワルツでも聴くような趣です。どこかチャイコフスキー的な雰囲気
 も感じられます。
 中盤もテンポ設定は遅めでかなり思い切った緩急を持たせているのが印象的です。

第3楽章 14:24
 開始から余裕のあるテンポ感で入ってゆきます。テンポが上がってからも勢いに任せる
 ようなところは無く、恰幅良くオケを鳴らしてゆきます。要所の鋭角的な響きや
 アクセントにも不足はありません。
 中盤ではやはり弦楽は遅めのテンポでしなやかな表情とテンポの変化、またロマン的な
 濃厚さが示されます。かなりもったりとした雰囲気がないでもないですが、弦楽を中心に
 オケの響きは美しく心落ち着くほどの安らかさ。
 終盤も慌てることなく端正な進行、ポコメノモッソ辺りもグッと抑え、落ち着き過ぎの
 感じもしますが、ラストは一気に開放、豪快な響きで締め括っています。ラストのドラの
 処理は5、6秒残しています。

全体に録音やホールの響きも良く、また演奏も神経質になる事なく大きく構えていて叙情
的な面を強く表現しています。ロシア的な響きや熱気は控えめですが、ラフマニノフ特有
の流麗なフレーズを十二分に歌い上げていて美しく雰囲気のある演奏です。

感銘度: A 
( A+, A,  A-, B+, B )
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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