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2016.12.25 (Sun)

ラフマニノフ 交響的舞曲 テミルカーノフ&サンクトペテルブルグフィル

テミルカーノフ交響的舞曲1992

ラフマニノフ
交響的舞曲op.46

指揮:ユーリ・テミルカーノフ
   サンクトペテルブルグフィルハーモニー管弦楽団

録音:1992.8. ロンドン、ブラックヒース・コンサートホール 
レーベル:RCA

録音はオケと適度な距離感でホールの残響も過不足のないもの。パーカス群やトラン
ペットの音が大きく録られている感じもしますがオケそのものの個性だと思います。
もう少し弦楽に厚みがあればとも思いますが、あまりマルチ的に誇張されず自然で
クリアに録られています。

第1楽章 11:11
 開始からなかなか意気込みが感じられ、速めのテンポと張りのある表現で進行します。
 トランペットがやや突出する感じがありますが、レニングラードフィル時代の名残が
 感じられる響きです。
 サックスのソロ辺りも甘くなる事はなくストレートな表現で通されていて、一緒に
 絡んでゆく木管ソロもやや暗め音色で冷感が漂いすっきりとしたものです。弦楽に
 旋律が移ってからは強めに鳴るピアノと共に表情は深くなり次第に強く歌い上げて
 ゆきます。
 終盤は前半同様、勢いのある筋肉質の音楽。多少ドタバダするティンパニもなかなか
 迫力があります。

第2楽章 9:55
 冒頭のトランペット、トロンボーンのファンファーレ句はfの指定通り、強く堂々と鳴ら
 されます。ヴァイオリン、オーボエダモーレ、オーボエの各ソロはややクールでほの暗い
 響きがロシア的。厚く響く弦楽や少々メタリック調の金管は、かつてのスヴェトラーノフ
 やコンドラシンの演奏ほどではないもの硬派な雰囲気が感じられます。
 歌うところではテンポの緩急をかなり付けて歌い上げています。テンポはほぼ中庸。

第3楽章 14:05
 開始から鋭く強いアタックと伸びやかなフレーズの扱いを対照的に示してメリハリの強い
 表現です。テンポは中庸での進行ですが歯切れの良さがあり、またどこかザラリとした
 肌触りと武骨さが感じられます。
 中間のほの暗い箇所では弦楽のグリッサンドはさほど聴こえてこないものの、ヴィブ
 ラートをかけたホルンの響きなど粘着的な語り口でしっとりと仕上げています。
 終盤はトランペットがやはり突出しますが緊張感のある高揚を作り出し、ポコメノモッソ
 ではティンパニの容赦無いアクセント付きの打撃が個性的で豪快に聴かせます。
 ラストのドラは5秒程度響きを残しています。

全体にオケの響きの傾向からもロシア的な響きを感じさせる演奏で、洗練され過ぎず
適度な荒れ具合とダークな色調が曲に相応しいと思います。

感銘度: A-  
( A+, A,  A-, B+, B )
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テーマ : クラシック ジャンル : 音楽

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